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【2分で読破】DSP広告とは?

【2分で読破】DSP広告とは? - F.LIGHT(エフライト)

eMarketerによれば、2017年までに米国ディスプレイ広告は大半がプログラマティック取引になり、モバイルの広告費はデスクトップの3倍以上になると見られています。

出典: 2017年にモバイル広告費がデスクトップの3倍に。成長を続けるプログラマティック市場予測! | 海外アドテク最新情報ブログ【Global Adtech】by株式会社オプト


モバイル広告の本流となりつつあるDSP広告についておさらいしましょう。

DSP広告は“広告主のための広告配信ツール”

「DSP」とは、ディスプレイ広告の効果を最大化させるためのツールです。「Demand Side Platform(デマンドサイドプラットフォーム)」の略称で、広告媒体とは違い、デマンドサイド(広告主)が使用する広告配信ツールのことをいいます。そのDSPを使って広告配信を行うことを「DSP広告」と呼んでいます。

<広告主が準備するもの>

  • 狙うべきターゲットの設定
  • 広告予算の設定
  • バナーの準備

DSPを用いれば、広告主はたったこれだけの手間で出稿が可能になります。あとはDSPが広告効果を最大化させるための配信設定や調整を自動で行ってくれるというのがDSP広告の特徴です。

DSPの登場により、ターゲットは「“枠”から“人”へ」と変化しました。媒体メディアなどの広告“枠”単位ではなく、自社サービスに興味や関心を持つ“人”単位でターゲティングを設定し、広告を配信していく手法です。

「DSP広告の仕組み」と「各DSPの特徴」

SSPは“配信先メディアのための広告枠管理ツール”

DSPは、広告配信の管理をするツールです。配信先の媒体は、複数の「Ad Exchange SSP」と呼ばれる広告枠の取引市場での“競り”によって決定します。

基本的にDSPには、提携するこの「SSP」が必ずセットで必要になります。「SSP」とは、「Supply Side Platform(サプライサイドプラットフォーム)」の略称で、サプライサイド(媒体メディア)の広告配信による利益を最大化させるためのプラットフォームのことをさします。

DSPは“広告主のための広告配信ツール”、SSPは“配信先メディアのための広告枠管理ツール”と覚えておきましょう。

<広告枠確保までの流れ>

  1. 広告主が求める配信条件を設定
  2. 条件に合う広告枠をSSPへ送信
  3. 瞬時にSSPでは競りが行われ、枠の確保が完了する

入札単価はもちろん、予算やターゲットユーザー、目標CPAやバナー原稿など、さまざまな条件を元にAd Exchange SSPで広告枠の競りを行います。DSPとSSPのあいだで広告売買を行うのは、後ほど説明する「RTB」という仕組みによるものです。

先述した通り、DSPは、ターゲットとする“人”単位のターゲティング。配信先の詳細については媒体別に確認することができないDSPがほとんどです。どのSSPとセットなのか、各DSPによって若干異なるという点だけ覚えておきましょう。

「RTB」は“DSPとSSPのあいだで広告売買を行う”

DSPでは「RTB」という仕組みを使ってSSPと競りを行います。「RTB」とは「Real Time Bidding(リアルタイムビッディング)」の略称で、1インプレッションごとにリアルタイム入札をし、落札後広告の配信をする方式です。

ユーザーがサイトにアクセスし、広告枠のインプレッションが発生した瞬間にSSPからDSPにリクエストが一斉に送られます。DSPはそのインプレッション枠が配信したいものなら配信したい単価で入札をするという仕組みです。
さまざまなDSPから入札がかかった単価でオークションが行われ、最高額で入札したDSPの広告主の広告が2番手の入札単価に「+1円」した単価で実際に配信されます。この流れをおよそ0.1秒以内で行うのが「RTB」です。

課金方法について(CPM課金)

DSPの課金方式は、基本的にほとんどが「CPM課金」です。
「CPM」とは、インプレッション単価のことで、表示回数1,000回あたりの金額を指します。DSPによっては、CPM課金以外にもリスティング広告と同じCPC課金(クリック課金)や、GTS(Guaranteed Time Slot)という広告表示時間単位の課金方法もあります。

「DMP」は“ターゲティングの管理”を担うツール

「DMP」とは、「Data Management Platform(データマネジメントプラットフォーム)」の略称。簡単にいうと、広告配信のためのターゲティングを管理できるツールです。ユーザーの年代や性別などデモグラフィックデータや、購買・申込につながる興味関心などのデータを収集し広告に活用します。

DSPはオリジナルでDMPを持っていて、ターゲティング設定や最適化に活用しています。また、DSPとは結びついていない企業が持つ単独のDMPというものもあります。この外部DMPと連携し、DSPから広告出稿をすることも可能なので、出稿の際には連携が可能かどうかも事前にチェックしておきましょう。

DMPの登場で、ターゲティングの精度は確実に上がってきています。今後はDMPを活用し、いかに見込みのあるターゲット設計をできるかが勝負のカギとなりそうです。

各DSPの特徴

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MicroAd BLADE

国内では一番最初にサービスインしたDSP。CPAの自動最適化アルゴリズムが特徴。
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細かい分析によるレポ―ティングが特徴。CPA重視運用の専用チームも設置している。
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DoubleClick Bid Manager

Googleが運営するDSP。リスティングのGDNリマーケティングリストとの連携が可能。
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10万円~など少額からの予算でも出稿可能。細やかな設定と分析運用が特徴。
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国内最大規模の会員数を持つ楽天会員データを活用したターゲティングが可能。また、楽天会員の楽天市場内閲覧履歴データも利用できる。
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